パコと魔法の絵本

「下妻物語」「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督 最新作「パコと魔法の絵本」を観てきました。

後藤ひろひと原作舞台劇の映画化で、中島監督ならではの極彩色でハイコントラストな映像とキッチュな笑いのエッセンスで満ちあふれた作品に仕上がっていました。

オープニングから飛ばしまくる阿部サダヲが狙いすぎて空回りしている感じに、この先どうなる事かと思いましたが、大貫がパコの絵本を読むくだりから一転してこの作品の本質が表われて引き込まれていきます。笑って泣いてを繰り返しながら予期せぬ展開に驚かされたりと、とても楽しめる作品でした。

出演者陣が幅広く豪華な顔ぶれな上に他作品では到底観れないような、この人がこれやっちゃうか的な濃厚でイっちゃっている芝居も多いです。それら新境地と言うか一歩間違えば個々の役者像を壊すほどの芝居が、これまでの邦画で使われたモノと比較して遥かに質の高いレベルのフルCGと融合して描く劇中劇など見所満載でしたよ。

観終った後に「下妻物語」が元気になれる作品ならば、「パコと魔法の絵本」は素直になれる、そんな作品です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket