トロン:レガシー

ディズニーデジタル 3D映画「トロン:レガシー」を観に行って来ました。

率直な感想は「絵面だけ良くしても何も響いてこない」といった感じでしょうか。

CG 映画の先駆けとなった 1982年公開の前作「トロン」を現代の映像技術でリファインすれば、確かに今回のような形になるのでしょうけど・・・それ以上でも以下でもないレベルで終わっていました。

ストーリーは普遍的な親子愛を描いていてディズニー映画らしくわかりやすく良いのですが、どこか単調でメリハリのないモノになっていましたし、ライト・サイクルやフライング・ディスクのバトルにしても、前作「トロン」のような一瞬にして命を失う緊張感がまるで感じられなかったのが残念です。

平面グリッドを直角カーブでスレスレのせめぎ合いが手に汗握るシーンだったのに、今作ときたらジャンプするは立体交差するはの過剰なサービスで台無しにしてくれました。20年の間に進化したプログラムの世界を表現したのでしょうけど、余計な演出以外の何ものでもないです。

それから音楽的にダフト・パンクは「トロン」の世界観に合っていましたが、前作を劇場でリアルタイムに観た世代としては、ジャーニーの「セパレイト・ウェイズ」が流れる瞬間の方が心躍ると同時に「トロン:レガシー」と重なる歌詞にグっと来るものがありましたねえ。

「マトリックス・レボリューションズ」よろしく、デジタル世界に無いアナログの暖かみを表現したラストはあまりにベタで・・・ううん。

28年ぶりの「トロン」に期待しすぎていたのかもしれません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket